松本一哉 展覧会

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奈良町にぎわいの家つし二階アート企画vol.24

2021年12月4日(土)-12月19日 (日)
9時-17 時(休館日 :水曜日)
会場 :奈良町にぎわいの家」 つし二階

主催:奈良町にぎわいの家
キュレーション:sukima industries

松本一哉は、自然界の偶発的な音響と自身の即興演奏を対峙させる独自の表現を追求してきた音楽家、サウンドアーティストです。

近年、制作で定期的に訪問している北海道・知床半島にて、彼は一匹のエゾジカに出会います。自然の中をありのままに生きる様に自らの表現の理想を見出し、共感を寄せる一方、その自然が地元住民の環境保全活動により維持されてきた事実を学びます。

そうした過程で、環境保護の営みに深く敬意を払いながらも、「保護という人間の行いが、事物の自然な状態を歪めていないか」という問いが生まれ、本企画を通じ、その眼差しを奈良の文化財や奈良公園の鹿たちにも向けられることになります。

今回の展示では、このような問題意識のもと、アーティスト個人としての表現のあり方、人間社会における事物のあり方について思考し、主に知床でのフィールドワークで収録された様々な環境録音、採取されたマテリアル、奈良で行ったリサーチなどを統合したサウンド・インスタレーション作品を展開します。

松本一哉 / Kazuya Matsumoto

音楽家・サウンドアーティスト・ドラマー

主に楽器ではなく、造形物・非楽器・自然物・身体などを用い、自身の音と環境音との境界線を無くし、聴く事に没入させる即興表現を追究。

これまでに「水のかたち」「落ちる散る満ちる」の2つの音源作品をミニマル・アンビエントの名門レーベルSPEKKからリリース。

偶然に起こる環境音との即興による音源制作をはじめ、展示会場に滞在・生活して音を展示し続ける動態展示、全都道府県を周る演奏ツアー、ライブ公演を行わず人に会いに行く事がテーマの「人の音を聴きに行くツアー」や、今野裕一郎が主宰するパフォーマンスユニット「バストリオ」との公演や企画に参加、映像作家・振付師・ダンサーの吉開菜央の映像作品の音楽制作、北海道知床で開催された「葦の藝術原野祭」の立ち上げから実行委委員として参加するなど、音による表現を軸に様々な活動を展開している。
https://www.horhythm.com

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